地獄少女

なんかタイトルがずっと気になってて、とうとうレンタルしてみました。あ、少女漫画。しかもなかよし。目の大きさが顔の大部分を占める少女漫画ってどうも久しぶりで受け付けないのですが、なんとか頑張って9巻まで読んでみました(暇だなー)。内容は、地獄は本当に存在していて、真夜中にネットの地獄通信ってところにアクセスして、恨みのある人物の名前を書き込むと、地獄少女がその人間を地獄に流してくれるらしい。しかし人を呪わば穴ふたつ、依頼した人間も、死後地獄に連れていかれるとのこと。
私もよく嫌いな人間のことを「早く死ねばいいのに」って言いますが、実際に死んでほしいって相当な怨みじゃないと思いませんよね。マンガの中では、男取られた、パシリにされた、いじめられたってだけで、相手を地獄行きにさせるんですから、たまったもんじゃないな、と。
なかよしじゃ無理だろうけど、青年向けにもう少し地獄の概念だとか、仏教的地獄観を醸し出せばもっと売れるんじゃないかねー。あ、諸星大二郎にやってほしいな。こう悲壮感なく、明るく、「紙魚子シリーズ」みたいに。
しかし夢野久作の「少女地獄」みたいなんかな、と思ったけどかなり違ってた…。

地獄少女(8) (講談社コミックスなかよし)

地獄少女(8) (講談社コミックスなかよし)