容疑者Xの献身

yorike2008-10-13

探偵ガリレオシリーズ、月9ドラマの映画化。ドラマは見ていなかったのですが、同僚に面白いと言われ見てみました。福山雅治好きだし、堤真一も好きだし・・・。

あらすじは、天才物理学者・湯川教授が生涯で唯一天才と認めた男・天才数学者の石神哲哉は、娘と二人で暮らす隣人・花岡靖子に淡い思いを抱いている。ある日、靖子の元夫・富樫が死体となって発見された。離婚後も何かと靖子たちに付きまとい、どこへ引っ越しても現れては暴力を振るっていた富樫。元妻である靖子が容疑者として捜査線上に上がるが、彼女には完璧なアリバイが存在していた…。

石神が堤真一、靖子が松雪泰子。なんかこの映画の切なさは、30歳以上じゃないとわかんない!と思った。たぶん10代〜20代はじめには、わかんないかも。ある程度、人生経験積まないと、石神の人生への絶望とか、靖子を守る方法とか、共感することは難しいのでは…。なにしろ映画見終わった後に、20代前半と思われる女の子2人くみは「なんか期待しすぎたー、感動しないー」とか言ってたから。私はと言えば、20歳の頃に見て切なさを覚えたルコント監督の「仕立て屋の恋」を彷彿させる映画だと思った。恋人でもないのに、好きな人を守る、好きな人が幸せであれば自分は犠牲になってもいい…涙出そうだった。堤真一の演技はスゴイ。福山さん演ずる天才物理学者湯川と天才数学者石神。2人の天才が犯罪を考え、犯罪を解く部分と石神の淡い恋が絡み合った名作でした。

原作には柴咲コウは出ていないらしいけど、違和感なかったなぁ。