yorike2006-06-21

久しぶりにDVDを借りてきた。TSUTAYAのラインアップが結構充実してて嬉しい。「修羅雪姫」まであった。借りたのでそれのレビューは後日。←梶芽衣子ファン。
そして「乱歩地獄」…思っていたとおり変態色が濃い。エロイ。ステキ。主演は浅野忠信。「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」の4話の乱歩の作品の中でも特に変態色濃厚な作品を監督別で映像化。
この中でよかったのが「蟲」、緒川たまき嬢が熱演。たまきマニアにはたまんないのでは…。アレルギー持ちの運転手が女優の木下芙蓉に恋をし、生きてる彼女に触れると体がかゆくてたまらないので、彼女に触れられるように殺害する。次第に腐敗していく彼女の体から血を抜いたり、顔をペンキで塗りたくって彼女を美しいままでいさせようとするのだ。うん、立派な変態。最後のベリッていうシーンがよかった。ブラックユーモアたっぷりです。なんか笑えたし。しかしたまき嬢のあのカツラ…。あるんだねぇ。あの髪型は「ドグラマグラ」の表紙と、「ガラスの仮面」に出てくるマヤをいじめる芸能人ファンクラブ会長の髪型でしか見たことが無い。
「芋虫」はあの人にやってもらって欲しかったなぁ。残念ダー。コロコロー。「芋虫」のラストは原作と違う。原作は芋虫である傷痍軍人自ら井戸に身を投げるんじゃなかったっけ。映画では、妻も手足を切り落として芋虫状態に。痛そうです。あれが愛の形かと言われると…いやですが。松田龍平、彼らを連れてどこへ行くんだ。やっぱし奇形みたいなもんだから「孤島の鬼」の島ですかー。それとも「パノラマ島」?
「鏡地獄」は実相寺監督ワールド。相変わらず斜め世界。エロと倒錯の甘美な作品に仕上がってます。
浅野忠信は最近、その手の仕事多くないですかね。ネジ式とかも。ブリーフだけの姿で往来を頭のおかしい人の役を演じるんだから役者ってすごいわ。