yorike2006-06-26

梶芽衣子修羅雪姫です。
明治6年、ある田舎の村へ赴任してきた小学校教師とその息子が惨殺。夫人は犯人の4人組のうち一人を殺し、監獄へ。女囚となり監獄でいろんな看守と関係を持ち、妊娠する。淫乱と他の女囚に蔑まれても、彼女には妊娠をする目的があった。その目的とは、夫と息子を殺した3人を、産み落とした女の子の赤ちゃんに殺させること。女の子に雪という名をつけ、すぐに夫人は死んでしまう。お虎という女囚が、監獄を出て、雪を育てることになった。雪は道海という和尚に厳しい稽古を受け、仇を討つことだけを考えて育つようになる。生まれる前から修羅を背負って生まれてきたため修羅雪と名乗る。そして3人の足跡を追い、追い詰めていく・・・。

いやー、監獄の牢屋の中で、他の女囚が産婆を務めて生まれるっていうのもすごい。梶芽衣子の白い着物姿、粋です。かっこいい。ストーリー展開が「さそり」にちょっと似てるけど。さそりほど無口じゃないけど、やはり言葉は少ない。ここに出てくる女性はやられたらやりかえしてるので偉いと思った。お母さんも一人は敵討ちに成功。怨み恋歌に出てくるあやという人も夫に拷問した警部の目をかんざしで突き刺す。やっぱりやられたらやりかえさないとね♪和尚の無茶な修行も面白かった。
キルビル」でルーシー・リューが倒されるシーンが、雪の中での殺陣シーンと似てるのでタランティーノが意識したとこでしょうか。