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中学生のときに初めて観ました。懐かしいー。緑色のドロドロを吐き出すゾンビに映画館の中で襲われるーということしか覚えてなかったんですが、改めて観てみましたけど面白いですね。どうやら正式にはゾンビじゃなかったみたいですけど。

音大生のシャレルは、地下鉄で奇妙な仮面を付けた男に映画のチケットをもらう。友人のキャシーと映画を観に行くと、それはノストラダムスの予言に出てくるアキロンの大王にまつわるホラー映画だった。予言は「青い月夜の晩に墓が荒らされ、アキロンの大王が現れる。仮面をつけるとデモンズになる」というものであった。ノストラダムスの墓の中には仮面があり、それを顔に被った男はデモンズと化し、友人達を襲い始めるという内容。映画館のロビーには仮面が展示してあり、それを映画のようにふざけて被った黒人女性ローズマリーは頬に傷が付く。傷口から血が止まらず、トイレに行くがローズマリーは戻って来ない。連れの女性が心配して観に行くが、トイレの中でローズマリーは緑色の液体を吐き、顔つきも悪魔のようになり、連れの女性を襲う。観客が少しずつ襲われだし、映画館の中はパニック状態になる。少しでもデモンズによって傷が付いたり、理性を失うとその者もデモンズになってしまうのだ。シャレルは親しくなったジョージらと脱出を試みるが…。

ジョージがいいです。友人から「お前ランボーかよ」とか罵られるんだけど、まさにランボー。獅子奮迅の働きっていうの？「死霊のはらわた」のアッシュにも通じますね。始めはナンパ目的の坊ちゃん大学生っぽいのに、シャレルを守るため、刀（なぜある？）を振り回し、デモンズを殺し、映画館の中でバイクで暴走しデモンズを振り回す。なぜか、ヘリコプターが映画館の中に墜落し、穴の開いた天井から脱出するが、そこで冒頭の仮面の男に襲われる。この仮面の男は何者？悪魔の使いでしょうか。口聞けないしよ。そして、そこからまた脱出に成功するものの、シャレルまでがデモンズに…。シャレルはいつのまに傷付けられたのか…、助けられてホッとして理性を失ったのか…。それもありで面白いじゃないかと思いますね。デモンズに変化していく映像が面白いです。爪が鋭く生え変わり、歯も元の歯が抜けて、乱杭歯がニョキッと。顔つきも凶暴になりもとの顔は見る影もなし。しかしアキロンの大王は、最後にキャシーの中から出てきたけど、あいつどうなったん？なんか目の前の男を軽く引っかいてササーッと逃げていったけど。いつのまにかジョージにやられていたのか。うーん、謎。