何を思って借りたのかよくわからない…
これは母一人、子一人の息子が見るべきか?と思った。死んでください お母さん 死んでください
寺山修司は本も「家出のすすめ」とか「不思議図書館」くらししか読んだことないのでよく知りません。こういう作品の場合、なんか見当違いのこといいそう。ただ姥捨て山があれば、捨てたいんだろうな、母親。それは分からなくもないですね、母親に限らず。
映像は高く評価されてます。当時の実験的な映像だったんでしょう。それはそれで面白いです。不吉な唄も。アングラな映像といえば「女囚さそり第41雑居房」、この作品も寺山修司ワールドっぽいです。
サーカスの一団が出てくるけれど、あの空気女は空気を入れられるとなんか気持ち良さがってましたが、どの辺が気持ち良かったんだろうか。
最近の事件で家族殺しって多いけど、それは古来日本では一番多いパターンの殺しなんだそう。子供が親を殺す、親が子供を殺す。考えてみれば、日本って結構特殊な国かも。家長制度、因習、風習とかいうと横溝正史を彷彿するけど、日本の家って狭い風土の中に小さな家、プライバシーが筒抜け状態。閉鎖的な環境というのはなにも日本に限ったことではないけど、島国のせいか余計そう思う。とはいえ、家族と言えど別人格、試験の結果で怒られるから、とかお金は自分で稼げだの、文句言っただけで殺されるのは怖いですね。