人体の不思議展   

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を観に行きました。いや、全く興味本位で行ったのですが…気持ちのいいものではありませんでした。当然だけど。私はホラーもスプラッター映画も好きだし平気なんだけど、本物の死体はダメだぁ。
仙台では会場の広さから、東京展などより展示物が少ないらしいけど、一体どれぐらいの体を使っているんだろうか。あまりの数に驚きました。全身標本なら分かるけど、部分的な標本もたくさんあるし。
ああ、人間の体ってこうなっているんだとか、内臓や神経が細部に見れて興味深いといえば興味深いけど、なんだか、人の悪意というかえげつない感じにあてられ気分が悪くなった。献体はすべて生前の意志により…と書いてあるけど、ほとんどの献体は中国人らしい。この展示ビジネスには結構ブラックな噂もある。それにしたってあの展示物、頭部や全身の輪切りだの、縦横、斜めいろんな角度から切断されている。いくら献体とはいえあんな切断されて、見世物になってしまって…。なんか面白くしてる感じが否めない。私は献体する気はないけど、いくら死んでるからとはいえあんな展示物にはなりたくない。なんだか人間ってモノだなぁと思った。
ほとんどの人は一つ一つの展示をじぃーっと長い間見てる。気持ち悪くなる人もいないようだ。平日の昼間のせいか、子供連れが多かった。トラウマにならないんだろうか。私は1フロアでなんかおなかいっぱいになってしまった。献体はすべてプラストミックという製法で処理されてて、半永久的に保存出来、臭いもない。リアルな死体という感じはせず、作り物みたいなのでみんな平気なんだと思う。
勉強にはなりましたが、まあ必要な勉強というわけでもないし、なんだかえげつないものを見てしまったという感じでした。